導入事例
合同会社ココロは、重症心身障害児や医療的ケア児を主に対象とした障がい福祉サービスを、大阪府枚方市を拠点に提供しています。居宅介護・児童発達支援・放課後等デイサービスの3事業で、介護福祉士・看護師・保育士など専門職が一つのチームになり、生活ケアが必要なこどもたちの成長をサポートしています。
ココロのVision~心からお互いを認め合い、一人ひとりの自分らしさが織り成す世界。「みんなちがってみんないい」文化をつくります。~の実現に向け、流れ作業のケアではなく、こどもたちの心の声を大切にするケアをスタッフ一人ひとりが心がけ、実践しています。
はた楽のサポート導入に際し、人事労務において抱えていた課題や、サポート導入後の変化について、代表社員の松久保 勇樹様にお話を伺いました。
ーはた楽にサポートを依頼いただいた時点で、人事労務においてどのような課題を抱えていましたか?
松久保様ー
2020年に会社を設立し、はじめて人を雇用し給与を支払う立場になりました。それまでは会社員の経験しかなかったため、労務の手続きや給与計算、就業規則についての知識も当然なく、最初からはた楽さんにサポートしていただけたのは本当にありがたかったです。
設立して間もないことを言い訳にせず、最初だからこそスタッフにもきちんと説明ができる形で労務管理をスタートしたいと思っていました。雇用契約書や就業規則の作成、毎月の給与計算ルールの整備や雇用関連助成金の申請など、一つ一つ形にしていくべき事柄も多く、その都度はた楽さんと相談しながら進めていきました。
ーはた楽のサポート導入後、どのような点で改善・変化を感じましたか?
松久保様ー
当初の「居宅サービス」に加えて「通所サービス」も新たにスタートし、雇用人数も増えスタッフからもいろんな意見が出てくる中、対処したり決めていくべきことも増えてきました。「通所サービス」の開始にあたっては、サービス形態に合った勤怠管理ルール・給与体系について、自分一人では整理しきれない細部に至るまでをはた楽さんと一緒に構築していきました。
また、私自身は複数の事業を統括しながら、サービス現場の運営やヘルプにも入らなければならない立場です。そんな中、毎月の給与計算やスタッフの入退社手続、年末調整業務をお任せできたり、手作業でしていた勤怠管理にクラウドシステムを活用することで間違いも減り効率アップに繋がるなど、私が本業に専念できる環境を作ってくれています。
ー介護・福祉事業を運営されるうえで、どのような苦労・課題を抱えてこられましたか?
松久保様ー
人の手に頼った完全な「人的サービス」ですが、人材の採用は容易ではありません。ココロの理念に共感し、成長し定着してくれる人材の確保は、最も重要な経営課題です。それなりに専門技術や経験を持った方を採用できたとしても、様々な考え方やバックボーンを持つ人たちでチームを作っていく過程では一筋縄でいかないことも多く、人に関する悩みも多々ありました。
その時々で、「経営者としてどんな考え方に立ってどんな判断をすべきか?」について、介護事業を発祥に持つはた楽さんの経験や知見からフィードバックやアドバイスを受けることができ、自分なりに前に進んでいくための助けになっています。
ー今後の事業展開に向けての「人事労務上の課題」や「はた楽に対するご要望」をお聞かせください。
松久保様ー
この度、ココロのMission/Vision/Valueをまとめました。私たちのサポート対象となるお子様一人ひとりの状態は多種多様ですし、お子様の「声にならない心の声」に耳を澄ませなければ、その子が持つ本当の個性や要望をくみ取れないという難しい仕事です。そういった地域や子供たちにとってかけがえのない仕事に携わる人が、「もっとゆとりをもって楽しく自己成長できる会社にしたい」というのが創業時からの変わらぬ願いです。
そのためには、スタッフが自らの雇用や働く環境についてストレスや疑問を感じることなく、集中して子供たちに向き合える環境を作ることが重要だと考えています。スタッフごとに、労務に関しての経験値や理解度にはブレが当然あるため、法律や常識的な見解をもとに、ココロとしての考え方を共有理解するためのツール(Q&A)なども、今後整備しければと考えています。
ー貴重なお話、ありがとうございました。これからもはた楽がお役に立てるよう、サポート内容の進化・改善に努めてまいります。
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