「成果」と「成長」の違いというものを最近感じます。
大切なのは、
「成長にしっかりと軸足を置くことで、成果に振り回されない」
ということでしょうね。
成果は目に見えやすいもので、
他者からも簡単に評価できます。
しかし、成長とは本人の内面に蓄積されるものであり、
他者からは簡単には判定できません。
その結果、
「成果だけを見た周りの評価に振り回される」
という事態を招きます。
自律したビジネスパーソンと呼べる人は、
「他者評価(特に良い評価)は当てにせず、真に受けない。それよりも、自己客観視に基づく自己評価を重視する」
というスタンスを持っています。
これを私は、「自己評価優先理論」と呼んでいます。
しかし、しっかりとした評価軸を持って自らを評価するというのは、たやすいことではありません。
そのためには、
まずは明確な目標設定(何がどこまでできれば自分なりに成長したとみなせるのか?という物差し)が必要です。
形だけの成果で満足してしまうと、そこで成長は止まります。
逆に、自分の中でしっかりとした評価軸を持っていれば、成果が出ていないからと変に焦る必要もありません。
周りの評価に流されることなく、
「自分自身で自己の成長ポイント(変化点)を語れるかどうか?」
が、その人の成長を図る目安になります。