森の中できこりが木を切り倒そうとしています。
ひどく疲れているようで、聞いてみると
「もう5時間も切り続けている」
とのこと。
「その前に、そののこぎりの刃を研いでみたらどうですか?」
と言うと、
「刃を研いでいる暇なんてない。切るだけで精一杯だ」
と答える。
書籍「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー著)にある7つ目の習慣が「刃を研ぐ」で、紹介されている寓話です。
忙しさにかまけて刃を研ぐことを後回しにすると、
余計に能率・能力が下がっていくという例え話。
誰もが身につまされる話です。
「目の前のことに精一杯取組むことこそが成長の近道」
とも言いますが、
ただそれだけでは途中で息切れしてしまいます。
我々ビジネスパーソンにとって刃を研ぐという行為は、
『インプット(学習・情報収集)』
とともに、
『アウトプット(話す・書く・仕事で使う)』
し続けること。
目先の仕事(結果)を追いかけることも時には大事ですが、
仕事が忙しいときも、忙しくないときも「刃を研ぐ」習慣を持ち続けられる人が、
結果として大きな成果を得られるのです。